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2008年 10月 04日
遂にやってきましたよ。秋田の鶴の湯に。今回の旅行は、ここに行きたくて計画したと言ってもいいくらいです。すごいです・・・この佇まい。ゾクッとくる。嬉しすぎる・・・ 今回宿泊した“本陣”です。宿泊を予定していた3日のうち、この日だけ本陣を予約する事が出来ました。この建物は江戸時代、参勤交代の大名行列の宿泊施設として建てられ、300年前の佇まいがそのまま保存されていて、今も宿泊施設として解放されているという事なのです。すごい・・・わくわくしますね! お部屋にあったウェルカムまんじゅう(?)。鶴の湯なので、鶴の絵柄の折り鶴が。かわいい。 渋いです。かっこいい。こんな歴史のある空間に身を置けるなんて、幸せ。水まわりは、現代的に改装されていて、雰囲気を残しつつも、使い勝手がよいようになっていました。着いてすぐ、さっそくお風呂に入りましたが、やはりお風呂日記はまた後日アップしたいと思います。 夕食です。本陣は囲炉裏付きなので部屋食です。地元で採れた山の幸が中心のお料理。派手さは無いんですけど、ほんとおいしかったです。手前の、ごはんをつぶしたものを揚げてあんかけになってるお料理。こういうの大好きです。大根だけじゃなく、いぶり人参(?)もありました。宿の方が「次は何をいぶすかな〜」とおっしゃってました。 名物の山の芋の鍋。地元で採れる、粘り気の強い特別な山芋をすったものが、団子状になって入っているんですが、山芋だけ?と思うくらいなムチッとした弾力。すごくおいしい!しかも味噌は鶴の湯で作ってるそうです。いいお味・・岩魚の塩焼きは、囲炉裏で焼いてくれます。目の前の囲炉裏で焼ける岩魚を頂けるなんて、すごく贅沢ですよね。 夕食の後は、部屋でしばし休憩をして、また温泉に。テレビも無いし、持参した本などを読んだり、温泉につかったりして、ゆったりと夜を過ごしました。ただ一つ、難があるとすれば、壁が薄いのか、隣の声が丸聞こえ。私達の部屋の隣は、女性の5人グループだったんですが、12時近くまで大きな声がしてちょっとつらかったです。後で露天風呂にいた方に聞いたんですが、そんな時は壁をコンコンするのだそう。それ大丈夫ですかね。感じ悪くないかな。 頭の中を“江戸時代”、“参勤交代”などという言葉がぐるぐる周り、興奮して中々寝付けず。鶴の湯の非日常感がすごいのです。自分が時代劇の登場人物にでもなったような気分。眠れないので、夜中一人でお湯につかる事に。誰もいない・・・ちょっぴり怖い。何か出たとしても、江戸時代の幽霊かしら。それはそれですごいな、とか考えつつ。山の天気は変わりやすいのだそうで、雨が降ったりやんだり。晴れている時には、星がものすごくたくさん見えました。今までに見た事が無い程に。 朝は5時半に起床。早く起きて混浴露天風呂に入るのと、誰もいないとこでブログ写真を撮らねばと思い。私、頑張ってますね。 朝食は、本陣の食事処で。これもまたしみじみおいしい。こういう食事やっぱり好きなんですよね。丁寧に作られていて、ほっとする味。地元で採れた天然きのこのお味噌汁など、やはりちゃんと土地の物が出てくるので嬉しいです。 外に干してあったとうがらし。こういうのもここで作ってるんですね。素敵。この後更に温泉に入って、名残りおしいんですけど、宿を後にしました。本当にすごいですね、鶴の湯は。雰囲気、食事、お湯、接客など、全部好き。特別です。ここに来られたのは、本当に幸せな事だと思いました。 山の中にある鶴の湯温泉。またいつか絶対に来たいと思いました。 **関連日記** 東北温泉旅行 --はじめに-- 東北温泉旅行 --1泊目:須川温泉 栗駒山荘-- 東北温泉旅行 --須川温泉 栗駒山荘のお風呂-- 東北温泉旅行 --佐藤養助 本店(稲庭うどん)-- 東北温泉旅行 --たつこ茶屋(味噌たんぽ)-- 東北温泉旅行 --2泊目:乳頭温泉郷 鶴の湯温泉--(HERE!) 東北温泉旅行 --乳頭温泉郷 鶴の湯温泉のお風呂-- 東北温泉旅行 --丸竹茶屋(くるみ餅)他、盛岡みやげ-- 東北温泉旅行 --3泊目:下風呂温泉 北明館-- 東北温泉旅行 --下風呂温泉 新湯と大湯-- 東北温泉旅行 --浜寿司(大間鮪握り)--
by t-marche
| 2008-10-04 21:55
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